エネクトニュース

アメリカの自動車会社Tiger Adventure Vehiclesによって、ソーラーパネル付きのキャンピングカーが開発された。

わざわざテントを張る必要がなく便利なキャンピングカーだが、何かしらの電力源に接続していない限り、使える電力量は限られている。しかしこのソーラーパネル付きのキャンピングカー「シベリアンタイガー」ならば、ソーラーパネルが生み出すエネルギーを車内のバッテリーに充電することができるのである。

この「シベリアンタイガー」の車種はフォード（F450）、そしてディーゼルエンジン駆動である。

コンテナ部分は断熱効果のあるアルミニウムでできており、真冬の厳しい寒さの中でも、タンクに貯まった水が凍ってしまう心配をすることなくキャンプに出かけることができる。

内装もとても美しい。揮発性有機化合物を含まない竹素材と、アルミニウムのフレームが見事なコントラストを生み出している。そして、床・天井・壁部分には、しっかりと断熱材が仕込まれている。

また、コンテナの外部・内部の両方にはLED照明が付いている。外部のLED照明はキャンプ場所を照らす明かりとして、内部のLED照明はベッドエリアの読書灯として使われる。

そして、「シベリアンタイガー」にはAGMバッテリーが付いており、屋根に設置されたソーラーパネルによって、そのバッテリーに随時エネルギーを充電することができるようになっている。

　　　（Image by Tiger Adventure Vehicles）電力を気にせずキャンプができるので、ちょっと高級感のあるキャンプを楽しむのにはぴったりである。

この「シベリアンタイガー」、販売価格はなんと163,000ドル（約1,300万円）となっている。なかなかいい値段だが、1年中キャンプして回りたい人にとっては魅力的なキャンピングカーだろう。

外部リンク

Tiger Adventure Vehicles
http://www.tigervehicles.com/