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2012-07-11 20:00

太陽光発電

冬は零下15度! 河口湖畔に“ゼロエネハウス”登場 アサカワホームの挑戦

ゼロエネハウス
湿度調整で、効率的に快適な室内環境を実現
去る6月21日、山梨県富士河口湖町において、次世代の省エネハウス「ゼロ・エネルギー・ハウス」(※)の実証実験がスタートした。これは、株式会社アサカワホームが大手建材メーカーなど10社と協力して進める「河口湖ゼロエネルギープロジェクト」の一環。

今回、実証実験と一般公開が行われる同社のモデルハウスは、協力10社の最新のシステムを導入し、
自給自足・ゼロエネルギーの次世代スマートハウス

を目指している。

たとえば、パナソニック株式会社の太陽光発電システムのほか、ダイキン工業株式会社の「DESICA(デシカ)」の家庭用試験機が採用されている。「DESICA(水配管レス調湿外気処理機)」は、
湿度調整することで四季を通じて快適な室内環境を作る

システム。ダイキン工業が07年から業務用で展開している。

我慢を強いない、“リッチ”な省エネ
9日にはNIKKEI TRENDY NETが同ハウスを取り上げている。記事によれば、このDESICAの導入が、今回のモデルハウスのキーになりそうだ。DESICAは屋根裏に置かれ、そこから各部屋に送風、冷暖房を行うが、DESICAは、各部屋に温度・湿度センサーを置く必要がないほど、十分に“大風量・低温度差”のシステムだという。また、エネルギー効率が高く、冷暖房費を大幅に抑制できるという。

記事では、「河口湖ゼロエネルギープロジェクト」を計画した坂本雄三氏の以下のようなコメントも紹介されている。
「最新の空調技術を使えば全館冷暖房が低コストで実現し、『省エネをリッチに楽しめる』という魅力を実現したのが、このゼロエネ・モデルハウスです」

体験宿泊も可
冬の河口湖は零下15度近くになる。実験のため、あえてこの厳しい環境が選ばれたという。モデルハウスはタレント・清水国明氏の経営する「清水国明の森と湖の楽園」に隣接、清水氏が同ハウスを管理する。同ハウスには、実費で体験宿泊が可能。清水氏は、
「このゼロエネ住宅なら冬でも今まで以上に快適にお客様をおもてなしできます。」

と歓迎に意欲的だという。


※ゼロ・エネルギー・ハウス:省エネや太陽光発電などによって、消費電力同等またはそれを上回るエネルギーを生み出せる住宅。

外部リンク

株式会社アサカワホーム プレスリリース
http://www.asakawahome.com/common/pdf/

NIKKEI TRENDY NET:太陽光パネルに全館空調、アサカワホーム「ゼロエネハウス」に増田和夫が迫る
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120703/
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