エネクトニュース

7月2日、香川県の電気設備会社などが出資し、再生可能エネルギーの発電事業会社「うどん県電力株式会社」を発足した。

東日本大震災後の福島第一原子力発電所の事故を機に、原発に頼らない社会づくりに貢献するため、電工社エンジニアリング（高松市）をはじめ県内の3社が中心となって設立し、複数の民間企業による発電事業会社の設立は香川県内でも初めて。

今月から始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を受けて、県内の遊休地などに太陽光パネルを設置し、発電した電気は四国電力に売電する計画になっている。

2013年1月からの売電を目指しており、初期投資を抑えながら施設を増やし、小規模な発電施設を複数建設する。

第1号となる発電施設「UDONパワーマイソーラー国分寺発電所」は、高松市国分寺町の個人が共同所有する山林に建設する計画で、太陽光パネル2520枚を設置し、発電能力は一般家庭200世帯分の電力に相当する年間約70万kw時になるという。

10日に工事に着工し、12月16日に完成予定、総事業費は約2億円。

今後は年間1000～2000kwの程度の増設を行い、市民に出資を募るファンドの設立も検討するとしている。

外部リンク

うどん県。それだけじゃない香川県
http://www.my-kagawa.jp/udon-ken/
四国新聞社
http://www.shikoku-np.co.jp/