2012-07-06 13:00
エコ
IKEA、100%再生可能エネルギー利用を目指す!

新たな風力発電所の建設が決定
世界最大規模の家具販売店IKEAが、スウェーデンに新たに30機の風力タービンを設置することを6月27日に発表した。これによってスウェーデン国内では、店舗等のオペレーションに必要な電力を100%風力エネルギーでまかなうことができるようになる。しかし、IKEAの目標はそれだけではない。いずれは世界中のオペレーションを100%再生可能エネルギーでまかなえるようになることを目標としているのである。
世界のリーダーを目指して
IKEAグループは現在、スウェーデン国内に9機、世界全体で96機(建設中のものも含む)の風力タービンを有している。今回新たに建設が決まった風力発電所は「Glötesvålen wind farm」と名づけられ、その年間発電量は、220GWhにものぼると見込まれている。これは、一般家庭48,000世帯が年間に必要とする総電力量に相当する量だ。
そして、この風力発電所の導入によって、会社としての二酸化炭素の排出量を176,000トン削減することができると言われている。発電所の建設はこの夏に始まり、2014年の終わり~2015年の始め頃までには稼働できるようになるとのことだ。
IKEAグループのチーフ・サステイナビリティ・オフィサーであるSteve Howard氏は、次のように語っている。
世界が低炭素社会へ移行していく中で、IKEAはその先頭に立って主導していきたいと思っている。そのために、世界中において100%再生可能エネルギーの利用を目指しているのだ。
今回の新しい風力発電所の導入により、スウェーデン国内では必要な電力を100%風力エネルギーでまかなうことができるようになる。我々の目標を達成するための、エキサイティングで重要な一歩だ。そして、スウェーデン国内でエネルギー自給が可能となるだけでなく、今後他の国の店舗に風力発電を導入していくための新たなきっかけにもなるだろう。
今回の新しい風力発電所の導入により、スウェーデン国内では必要な電力を100%風力エネルギーでまかなうことができるようになる。我々の目標を達成するための、エキサイティングで重要な一歩だ。そして、スウェーデン国内でエネルギー自給が可能となるだけでなく、今後他の国の店舗に風力発電を導入していくための新たなきっかけにもなるだろう。
他の企業への啓発効果も
IKEAグループは、5億9000万ユーロ(約593億円)を再生可能エネルギーに投資するための費用に充当した。その資金は、今回の風力発電所の建設や、今後3年間のうちに予定されている他の再生可能エネルギープロジェクトのために使われることとなっている。IKEAが100%再生可能エネルギー利用を目指すことは、他の企業にとっての良い手本にもなるだろう。より多くの企業がIKEAに倣って、再生可能エネルギーを導入するようになることも期待されている。
外部リンク
IKEA to Only Use Renewable Electricity Generated by its Own Wind Turbines in Sweden
http://www.csrwire.com/press_releases/
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