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2012-07-14 14:00

エコ

【EU】乗用車のCO2排出量をさらに制限か

温室効果ガス
2020年までに95g
欧州委員会は7月11日、乗用車の温室効果ガスの排出量を2020年までに95gに引き下げる案を提出した。

同提案書については、近々、欧州議会にて決議が行われる予定となっているが、自動車産業や環境保護団体よりさまざまな意見がよせられている。仏紙20minutesが報じた。
制約で雇用の拡大
2011年、新車の1kmあたりの温室効果ガス排出量は135,7gだったが、これを大幅に削減し、2015年には130g、2020年には95gまで削減する案が提出された。

欧州委員会のConnie Hedegaard氏は、厳しい制約を設けることで、
新車の開発を後押しすることができ、結果的に(自動車産業の)雇用の拡大につなげることができる

と述べており、環境保護だけではなく、経済的発展にもメリットがあることを強調した。
不可能か、可能か
しかし、欧州委員会が提案した制限をクリアする新車を生産するのは不可能に近いとの声が、自動車産業からあがっている。

結果的に生産できたとしても、値上がりにつながるという意見も多い。

一方、環境保護団体のグリーンピースは1kmあたり95gは十分に可能な数値であるとし、2020年までに80g、2025年まで60gまで温室効果ガスの排出量を引き下げるべきだと訴えている。

欧州委員会の提案書は欧州議会に提出され、EU参加国による決議が行われる。

外部リンク

欧州連合
http://europa.eu/index_fr.htm

グリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/

欧州連合が自動車のCO2削減を求める 20minutes
http://www.20minutes.fr/article/969879/
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