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アメリカ・オレゴン州の会社Puralyticsによって開発された、ソーラーパワーで稼働する浄水システム「SolarBag」がAmazonにて購入可能となった。これは見ての通り持ち運びが可能な浄水システムで、電力も化学薬品も人工光もなしで、きれいな飲み水を作り出すことができるようになっている。

　　　　　　　　（Image by Puralytics）「SolarBag」の容量は3リットル。中に水を入れて屋外に置いておくだけで、晴れた日はもちろん、曇りの日でも浄水ができるようになっている。晴れた日なら2～3時間、曇りの日なら4～6時間待てば、きれいで安全な水を飲むことができる。

袋の中にはナノテクノロジー技術の施されたメッシュ（網）が入っており、太陽光によって5種類の光化学反応が引き起こされる。それによって、水の中に含まれる汚染物質が破壊され、きれいな水ができあがるというわけだ。

この「SolarBag」の浄水システムでは、99.9999％のバクテリア、99.99％のウイルス、99.9％のプロトゾア（原生動物）を破壊することができるとのことである。

きれいな飲み水の少ない発展途上国への普及はもちろん、他の使用用途としては、災害対策として家庭に常備しておくことや、アウトドアを楽しむ際に水分を確保する手段として持参することなどが挙げられている。

現在、アメリカのAmazon.comにて75ドル（約6000円）で販売中となっている。この「SolarBag」は何百回もの繰り返しの使用が可能となっているので、1つ購入しておけばしばらくは使い続けられるはずだ。

昨年の地震の際にペットボトル水の買占めが起こったことは、記憶に新しい。このような浄水システムが家庭に1つ常備されていれば、何かあったときにも安心だろう。

外部リンク

SolarBag
http://www.puralytics.com/html/solarBagRetail.php

Amazon.com
http://www.amazon.com/Solar-316SB-SolarBag-Purifier-3-Litre/