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2012-07-20 14:00

その他

3月11日に消えた「思い出」はどこへ。太平洋に浮かぶがれきの島

東日本大震災
津波の持ち去った「思い出」はどこに
2011年3月11日。日本人のみならず、世界の人々の心に傷を残した大津波が日本を襲った。地震および津波による死者数は2012年6月現在、15,863人。また、行方不明者は2,949人にのぼる。

あっという間に家や命をのみこんだ津波が持ち去ったたくさんの「思い出」はどこに消えたのか。仏紙zegreenwebが報じた。

がれきは3200km地点に
東日本大震災により発生した津波が連れ去った残骸は、現在、日本海岸沖より3200km地点にある。

津波発生直後より残骸撤去のミッションを担っている研究船、Sea DragonのMarcus Eriksen船長によると、
がれきの島は、太平洋の真ん中あたりに停滞している。だいたい幅1000マイル(1610km)、もしくはその2倍ほどに広がっている

と証言している。
がれきの島
畳、車のタイヤ、石油、船首など、太平洋には日本から流れてきた多くの残骸が浮かんでいる。

かつては誰かの生活の一部であったがれきは、数年後には米国へと流れ着く。

しかし、95%の「思い出」は海に残ることが予想されており、太平洋北部にがれきの島として浮かび続けることがわかっている。

Eriksen船長は、
がれきのほとんどはプラスチック製。津波が環境に与えた影響を感じる

と話した。

外部リンク

首相官邸ホームページ 東日本大震災
http://www.kantei.go.jp/saigai/

日本の津波によるがれき、3200kmまで流れ着く
http://www.zegreenweb.com/sinformer/
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