2012-07-20 13:00
太陽光発電
ソーラーパネル付き!省エネ型「ATM」を開発中 - ブラジル

電力事情の悪い発展途上国のために
ブラジルの企業「Edra Equipamentos」によって、発展途上国へ導入するための省エネ型「ATM」の開発が進んでいる。ATMは時間を気にせず利用することができて便利なため、銀行の支店が少ない発展途上国では特に導入が望まれている。しかし、ATMを24時間稼働させるには膨大な量の電力が必要だ。そこで現在開発が進んでいるのが、より省エネなATMである。
(Image by Edra Equipamentos)
省エネかつ快適なATMブース
このATMブースの屋根部分にはソーラーパネルが設置されており、日中そこに充電されたエネルギーは、夜間のLED照明として利用されるようになっている。また、このATMブースの天井部分や壁部分は、従来の合成樹脂ではなく、環境にやさしい原料から作られている。壁の透明な部分には特殊なフィルムが使われており、外からの赤外線を80%ブロックすることができるため、ブース内部を涼しく保っておくことができるとのことだ。
加えて、屋根部分には雨水貯水システムもついているため、それを利用して屋根の上で植物を成長させることにより、さらにブース内部の断熱効果が上がるようになっている。
おまけに、自動ドアやスロープもついているため、車椅子の人々にもアクセスしやすいATMとなっている。
金融機関と交渉中
この省エネ型ATMブース1台の値段は、現在ブラジルで稼働中のATMに比べて20~30%高くなると見込まれている。しかしランニングコストを考えれば、長期的にはこちらの方が望ましいだろう。開発を行っている「Edra Equipamentos」は現在、このATMブースの導入についていくつかの金融機関と交渉中とのことである。
外部リンク
Edra Equipamentos
http://www.edraequipamentos.com/index.php
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