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ハンガリーの企業によって、車椅子用の1人乗りEV「Kenguru」の開発が進んでいる。最高速度は時速30マイル（約48キロメートル）、そして、フル充電状態で30マイル（同上）走行することができるとのことだ。

　　　　　（Image by Kenguru）この「Kenguru」の出入り口は、車体後部にある。ドアは上に向かって跳ね上がるタイプで、スロープを通して車椅子のままで乗り降りすることができるようになっている。

車に乗り込むと、車椅子は中で動いてしまわないように固定される。逆に、車椅子が固定され、後部のドアが閉まるまでは、エンジンが作動しないようにできているのだ。

車の運転も、車椅子に座ったままでOKだ。今のところハンドルは、モーターバイクのハンドルのような形になっている。しかしいずれは、ジョイスティックタイプ（レバーを手で握って操作するもの）も利用可能になるとのこと。

「Kenguru」はその軽量さから、「スクーター」として区分されている。そのため自動車免許はいらず、スクーターを運転するための免許さえあれば、「Kenguru」を運転することができる。


環境に優しいのはもちろんだが、このような車があれば、車椅子生活の人でもアクティブに動き回ることができるようになる。それは、彼らにとってより充実した人生につながることだろう。

現在、開発の最終段階にあり、まだ価格は未定とのことだが、近いうちにイギリスで販売が開始されるようになるとのことである。

外部リンク

Kenguru
http://www.kengurucars.com/index.html