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2012-08-07 13:00

エコ

ロンドン・オリンピックパークに垂直型風力タービンを設置

オリンピック
最もグリーンなオリンピックを目指して
ロンドンオリンピック2012のメイン会場であるオリンピックパークに、7機の垂直型風力タービンが設置された。Business Greenが7月31日に報じた。

         (Image by Luke Robinson/flickr
垂直型風力タービン
ロンドンオリンピック2012は、「これまでで最もグリーンなオリンピック」を目指している。当初このオリンピックパークには、巨大な水平型風力タービン1機が設置される予定であったが、風速が充分でなく、都市環境にそぐわないとして却下されていた。

そこでそれに代わって設置されたのが、今回の「垂直型風力タービン」である。垂直型風力タービンは、水平型のものに比べて微風でも機能しやすい。

イギリスの風力タービンメーカー「Quiet Revolution」によって提供されたもので、高さは18メートル。平均風速(秒速7メートル)で風が吹き続ければ、年間で約7,500kWhの電力を生み出すことができる計算だとのこと。

この風力タービンはオリンピックパークのエネルギーセンターとつながっており、生み出された電力は、オリンピックパークの街灯などに利用されることとなっている。

12年以内に元が取れるように
オリンピック実行委員会が発表したところによると、この垂直型風力タービン1機のコストは40,000ポンド(約490万円)で、今後12年以内には元が取れるようになる見込みである。

ロンドンオリンピック2012はもうすぐ終わりを迎えるが、それをきっかけに始まったロンドンのエコへの取り組みは、今後も続いていくことだろう。


外部リンク

Olympic Park erects wind turbines after all
http://www.businessgreen.com/bg/news/2195297/

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