2012-08-05 13:00
エコ
グッドイヤー、大豆油を利用したエコなタイヤを開発中

石油の代わりに大豆油
アメリカの大手タイヤメーカーであるグッドイヤーが、原料に大豆油を利用したエコなタイヤを開発中である。Innovation News Dailyが7月24日に報じた。寿命が10%長い
従来のタイヤの原料には、石油などの化石燃料が使われている。つまり、地球上で限りのある資源だ。そこでグッドイヤーは、原料として使われる石油の一部を大豆油で代替するという試みを行った。そしてテストをしてみたところ、大豆油を利用したタイヤは石油のみで作ったタイヤよりも、寿命が10%長いということが判明した。この新しいタイヤが正式に導入されれば、企業としての石油消費量を年間700万ガロンも削減することができると見込まれている。
また、タイヤを製造する際、大豆油は石油と比べて他の原料と混ざりやすいため、工場のオペレーションに必要なエネルギーも少なくなるとのことである。
2015年までに販売開始?
グッドイヤーは、この大豆油を利用した新しいタイヤに関するリサーチのために、アメリカの大豆振興団体「United Soybean Board」から50万ドル(約4000万円)の資金提供を受けている。今後も開発を続け、2015年までには一般販売が可能になるのではと言われている。石油消費量を減らすことができ、さらに工場の省エネにもなるのだから、このようなエコなタイヤはこれから世界中に広まっていくことだろう。
外部リンク
Soybean-Oil Tires May Hit the Road Soon
http://www.innovationnewsdaily.com/
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