2012-08-18 11:00
太陽光発電
ファースト・ソーラー、カリフォルニアに139MWのメガソーラー建設

5万世帯分のメガソーラー
米ファースト・ソーラー社(First Solar)は1日、カリフォルニア州エル・セントロ近郊に139MWのメガソーラー「カンポ・ヴェルデ太陽光発電所(Campo Verde Solar Project)」を建設することを発表した。メガソーラーは2013年に完成予定。以後、20年間に渡り、SDG&E(San Diego Gas&Electric Company)に売電する。年間の発電量はカリフォルニアの一般家庭5万世帯分に相当し、また年8万トンのCO2削減効果が期待されている。
低コストのCdTe太陽電池モジュールがウリ
ファースト・ソーラー社はアメリカの大手薄膜太陽電池モジュールメーカー。シリコンではない、CdTe太陽電池を製造している。CdTe太陽電池はCd(カドミウム)とTe(テルル)を使用したもので、製造行程が簡単なため、コストを抑えられるメリットがある(※)。ファースト・ソーラー社の発表によれば、同社のCdTe太陽電池セルの変換効率は17.3%で、これは世界記録(モジュールでは14.4%)。また、製造コストを1Wあたり0.75ドルまで下げることに成功している。これまで6GW(ギガワット)の太陽電池モジュールを製造している。
※テルル化カドミウムの物性と太陽電池応用(岡本保)による。
外部リンク
First Solar
http://www.firstsolar.com/
First Solar:First Solar to Develop 139 MW Campo Verde Solar Project(PDF)
http://files.shareholder.com/downloads/FSLR/
テルル化カドミウムの物性と太陽電池応用(岡本保)
http://www.jsap.or.jp/ap/2010/ob7905/p790404.html
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