2012-09-11 15:00
太陽光発電
京セラがフィジーの無電化2000世帯に太陽光電池モジュールを供給

本年度に供給完了
京セラは8月31日、フィジー共和国の無電化地域にある約2000世帯を対象に太陽電池モジュールを合計405kW供給すると発表した。発表を行なった時点で既に135KWを納入しており、残りは本年度に供給を完了するということだ。
資金についてはフィジー政府及び日本の政府開発援助によってまかなわれる。
フィジー共和国に設置された太陽電池モジュールの様子、京セラニュースリリースより
南の島に独立電源を
京セラは現在まで3,000kWを超えるODA案件の太陽光発電システム供給を行なってきた。納入された太陽電池モジュールは農耕用給水ポンプ、医療施設、教育施設などの電力源として使われており、世界に約13億人いると言われる無電化地域で暮らす人々の生活向上に活かされている。
このような無電化地域では、夜間に使用する光源が十分でないため、子どもが勉強することが難しく、健康に悪影響を及ぼす灯油ランプを使用しているケースも多かった。
太陽光発電では、日中発電した電気を蓄電池に充電し、夜間にその電力を各住居の照明などとして使用することができ、日が沈んだ後でも、料理や食事、勉強や読書などをすることが可能となる。
独立電源として機能する太陽光発電は、新たに発電施設を建設する必要もなく、環境を汚染する心配もないため、大小数百の島々からなるフィジーのような地域では、環境保全の観点からもその利点が発揮されることになるだろう。
外部リンク
京セラ ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2012/0808_dsds.html
関連する記事
-
2020-05-03 17:00
-
2020-05-03 06:00
-
2020-05-03 05:00
-
2020-05-02 21:00
-
2020-05-02 21:00