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2014-09-09 10:00

エコ

廃棄物最終処理処分場向けアンモニア性窒素性分解処理装置を開発

アンモニア性窒素分解処理
外的要因などに左右されず効率のよい排水処理が行える
株式会社日立パワーソリューションズは、廃棄物最終処分場向けアンモニア性窒素性分解処理装置を開発し、2014年10月1日より販売を開始すると発表した。(画像はプレスリリースより)

この製品は廃棄物最終処分場から発生する浸水中に含まれるアンモニア性窒素を電気分解して処理する装置で、気候などの外的要因に影響されることなく効率的な排水処理を実現する。

これまでの方法では気温や降水量といった外的要因に左右され効率が悪かった
これまで廃棄物最終処分場での浸出水に含まれるアンモニア性窒素は、一般的には水中の酸素が豊富な状況のなかで微生物分解によって亜硝酸や硝酸に酸化したうえで、無酸素条件下で脱窒菌によりガス化させて除去してきた。

だがこの方法では気温や降水量といった外的要因に起因する浸出水の温度やアンモニア性窒素濃度の変化により、分解に関与する微生物の活性から影響を受け、分解処理装置の効率が下がってしまうことや、分解に用いられる微生物の活性の維持の管理が必要なことや、分解速度が緩やかである問題などがあった。

そこで日立パワーソリューションズは、排水処理で培った電気分解の技術を応用して、連続で大容量の処理が可能な技術を適用することにより、廃棄物最終処分場などの大規模な排水処理に対応し、外的要因に影響を受けることなく安定的に効率よくアンモニア性窒素分解処理を行う装置を開発した。

製品の特長
なおこの製品の特長としてつぎのようなものがある。

・安定した電気処理分解が行え、アンモニア性窒素を無害化させ排出ができる
・これまで処理施設は連続運転が基本だったが、これは必要に応じて運転や停止を行える
・処理施設の小型化が可能なのに加えて、処理後の汚泥等の廃棄物の発生がない


外部リンク

日立パワーソリューションズ プレスリリース
http://www.hitachi-power-solutions.com/
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