2014-09-23 10:00
電気自動車
日産と佐川急便が電気トラックの実証運行を実施

今夏2か月、テスト車両を導入して実施
この夏、日産自動車株式会社と佐川急便株式会社は、100%電気トラック「e-NT400テストトラック」による約2か月間の実証運行を行った。9月19日、実証運行の成果が発表された。(画像はプレスリリースより)
実証に使用したテスト車両は、小型トラック「アトラス」をベースとし、「リーフ」のモーターとバッテリーを最大限活用した電気自動車。約62kmの走行が可能だ。将来的にはゼロエミッショントラックとして量産化を目指しているという。
テスト車両は排気ガスを一切出さないため、エンジン車乗り入れ制限のある地域も走行が可能。また、騒音が少ないので深夜にも配送しやすい。
さらに、電力モーターとリチウムイオンバッテリーの性能により振動が少ないため、ドライバーや配送荷物にも優しい運転が実現できる。
騒音、振動による負担軽減 ドライバーが実感
佐川急便では、配送業務における環境負荷の低減を目指し、ハード(物的対応)・ソフト(教育・啓発)両面で取り組んでいる。これまでにも天然ガストラックなど低公害車の導入などを積極的に行ってきた。実証運行を経て、ドライバーからは、騒音や振動による負担が軽減されたこと、加速性が高いとの評価を得た。日産は、この取り組みを元に走行性能や充電に関する検証を進め、今後の開発に生かしていく。
外部リンク
日産自動車株式会社
http://www.nissan.co.jp/
日産自動車株式会社/ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/NEWS
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