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2014-09-29 11:00

電気自動車

大成建設がワイヤレスで給電可能な「電化フロア電動カート」を開発

ワイヤレス給電
走行中の給電が可能に
大成建設は9月25日、国立大学法人豊橋技術科学大学と共同で屋内を走行する搬送システムなどの電動カートに対して建物の床からワイヤレスで電力を供給できる「電化フロア電動カート」を開発したと発表した。

両者はワイヤレス給電式電気自動車の原理を応用し、電動カート及び建物床材、高周波電源装置を一体化し、電動カートにワイヤレスで給電可能な電化フロアを開発した。

これによって屋内を走行する搬送システムなどの電動カートに建物の床からワイヤレスで電力を供給することが可能となり、人が乗車した走行中の電動カートにワイヤレス給電することに、国内で初めて成功した。

(画像はプレスリリースより)

開発の経緯
電気自動車は動力としてバッテリーを搭載しているが、その走行距離は短く、充電に時間がかかるだけでなく、価格が高いなどの課題を抱えていた。

豊橋技科大は高周波電力がゴムなどの絶縁体に流れることを利用したワイヤレス給電式電気自動車の開発を進めており、この度、電力エネルギーを効率的に電動カートに送ることに成功した。

今回開発に成功したシステムを利用することで、電動カートへの充電やバッテリーの搭載・交換が不要となるだけでなく、連続走行が可能となるため、走行距離の課題が解決する。

また、電化フロアは特殊な建材ではなく一般建築部材で構成されるため、容易に安価に設置することが可能で、生産施設や物流施設などの幅広い用途に利用可能、新築だけでなく既存床上にも適用できる。


外部リンク

大成建設 プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/
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