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2014-09-30 11:00

エコ

一日600kWh、三菱電機の駅舎補助電源装置が妙典駅で省エネ効果を実現

駅舎補助電源装置
初の実運用
三菱電機は9月18日、東京メトロ東西線妙典駅に駅舎補助電源装置(S-EIV)を今年6月に納入し、実運用試験をこれまで実施し実運用として初めて、駅で消費される電力一日当たり約600kWhの省エネ効果(一般家庭約60世帯の消費電力に相当)を実現したと発表した。

同社は車両、駅、車両基地、路線の4つの階層から鉄道トータルのエネルギー管理・省エネルギー化を目指す「三菱電機/鉄道トータルエネルギー・環境ソリューション」に取り組んでいる。

今回の駅舎補助電源装置は路線のエネルギー管理の一つとして製品化したもので、鉄道システムトータルでの省エネに貢献する。

実運用試験結果(一日当たりの最大省エネ効果)は、 平日で最大576kWh(一般家庭58世帯の消費電力に相当)、休日で最大661kWh(一般家庭66世帯の消費電力に相当)となった。

(画像はプレスリリースより)

鉄道車両の回生電力を活用
この駅舎補助電源装置(S-EIV)は鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力のうち、近くを走行している車両だけでは消費できない余剰電力を、蓄電池を用いず、駅の電気設備に直接供給する装置である。

駅のホーム端等の限られたスペースにも設置可能で、屋外の過酷な環境での高い耐久性を保持し、回生電力を交流に変換する際の異常振動や高調波の発生を防止するだけでなく、既設系統に影響を及ぼさない発電電力の品質安定化を向上した。

また、監視員の負担を軽減するため、電気室に監視操作盤を設置し、駅舎補助電源装置本体の操作、運転状態の監視、電気量の計測値表示、電力量記録を可能にした。


外部リンク

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp
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