2014-10-28 15:00
太陽光発電
中部大と清水建設、キャンパスのスマート化計画を始動

広大な愛知県春日井キャンパス 2016年度中の実現を目指す
中部大学と清水建設が、愛知県春日井キャンパスの全7学部・主要40施設を対象に、スマート化計画をスタートした。(画像:清水建設ホームページより)
計画は、広域・多棟間でのエネルギー利用の効率化を目的とするもの。2016年度中の実現を予定している。
実現後は、契約電力総量を2010年度比20%削減の1,110kWに、CO2排出量を25%削減の年間3,368トンを目指す。
春日井キャンパスは東京ドーム8個分に相当する約36万平方メートルの敷地を持つ。施設総延床面積は18万8,000平方メートル。設備は清水建設によるスマートBEMSを導入し、太陽光発電230kW、コージェネ設備85kW、蓄電池234kWの設置を予定している。投資額は10億円前後。
成果を生かし、地域のスマート化へも貢献
中部大学と清水建設では、2012年より、電力需要の抑制と東日本大震災後の電力不足に対応するため、共同実証実験を通してキャンパスのスマート化を検討していた。これまでに10棟のスマート化を実現し、節電・省エネの実証研究を行ったところ、電力使用量は約15%、ピーク電量は約25%の削減に成功した。これを踏まえ、中長期的な全学部のスマート化を計画。今年8月、環境省からグリーンプラン・パートナーシップ事業の補助金採択を受け、スマートグリッド化計画が指導した。
同校は今後、キャンパスのスマート化で得た成果を活用し、春日井市との連帯事業として地域のスマート化にも取り組んでいく。
外部リンク
清水建設
http://www.shimz.co.jp
清水建設/ニュースリリース
http://www.shimz.co.jp/news
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