2014-11-06 11:00
太陽光発電
自然電力グループ、東大ベンチャーと共同研究に合意

太陽光発電における電力系統制御技術を共同研究
11月4日、自然電力グループと東京大学のベンチャー企業デジタルグリッドが、「再生可能エネルギーの更なる普及のための電力系統制御技術に関する共同研究」について、基本合意を交わした。自然電力グループは、再生可能エネルギーの開発・運営を行う企業。デジタルグリッドは、東京大学の阿部教授が提唱する電力システム「デジタルグリッド」を中心に研究を行い、成果の事業化を目指している。
今回の契約は、デジタルグリッドの技術を、自然電力グループの太陽光発電の大量導入に活用することで合意が交わされた。
デジタルグリッドの電力網構成システムを導入
デジタルグリッドとは、基幹送電線と非同期分散型のマイクログリッドで電力網を構成する構想。ルーターの役割を果たす電力変換装置を活用し、インターネット上の情報データと同じように、最適な容量の電力をやりとりできる。太陽光発電の大量導入においては、電力網への出力、電圧、周波数の変動など、さまざまな影響が問題になっている。
自然電力グループでは、デジタルグリッドの技術がこの問題の解消に役立つと見込み、共同研究の合意に至った。
今後、共同研究事業では、同グループが建設予定の太陽光発電所にデジタルグリッドの技術を導入し、発電所の出力変動が与える電力系統への影響を軽減・抑制する取り組みを行っていく。
(画像:自然電力グループウェブサイトより)
外部リンク
自然電力グループ
http://www.shizenenergy.net/
自然電力グループ/ニュースリリース
http://www.shizenenergy.net/images
株式会社デジタルグリッド
http://www.digitalgrid.com/
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