エネクトニュース

楽天と丸紅は10月28日、エネルギー需要開発に関する業務提携の契約を締結、協業を開始することを発表した。

両社は今後、楽天のプラットフォームを活用した電力受給取引拡大等を推進し、楽天が加入しているエネルギー需要開発有限責任事業組合と共同で、簡易HEMSの開発等を推進していく予定だ。

この協業に対して楽天は、同社の運営している楽天市場の購買データを利用した景気動向指数の予測等、消費者行動のビッグデータの利活用のノウハウをエネルギー事業領域に適用することで他社との差別化を図る。

丸紅は、積極的な再生可能エネルギーの普及拡大に取り組んでおり、国内各地において水力・風力・太陽光発電事業を展開し、新電力の中でも再生可能エネルギー比率の高い電力を販売している。

楽天も楽天トラベル契約施設向けの再生可能エネルギー小売り検討の一つとして、今年6月にインバランス低減に向けた電力需給予測システム構築に着手した。

両社は経済産業省総合資源エネルギー調査会基本政策分科会電力システム改革小委員会制度設計ワーキンググループで議論されているインバランスおよび固定買取制度の動向を勘案し、再生可能エネルギーを軸にした電力受給取引拡大に向けたアクションを取っていくとしている。

外部リンク

丸紅　ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/