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2014-04-13 19:00

エコ

信号スイスイ!ホンダ、栃木県で実証実験を開始

信号情報活用運転支援システム
大規模で長期的な公道実走
本田技研工業株式会社は3月28日、研究中の新交通管理システム(UTMS)で初の信号情報活用運転支援システムの公道実証実験を開始すると発表した。
(画像はプレスリリースより)

実験は栃木県警察、一般社団法人UTMS協会と共同で、2014年4月に栃木県宇都宮市にて実施。実用化すれば急減速、急加速を無くし、省エネ、CO2削減が実現できるとしている。

一年間の長期運用を通じて四季のうつりかわりもとらえることで、有用なデータが得られる見込みだ。

Honda従業員約100台が車載機を搭載
実験の概要は以下の通り。
○期間:2014年4月から約1年間
○実験路線:宇都宮市近郊の5路線
○対象車両:当該路線を走行するHonda従業員の通勤車両など約100台
○検証項目:
1.安全性に寄与する車両挙動の変化を評価(急減速・急加速の低減など)
2.CO2の低減や燃費改善効果
3.交通流への影響(旅行時間、交通量など)
(プレスリリースより)

信号情報活用運転支援システムは、上位概念である新交通管理システム「UTMS(Universal Traffic Management System)」の主要部分を担う。スムーズな交差点通過を実現するために、自車の位置速度の情報と道路脇に設置された高度化光ビーコンの信号で前方交差点を青信号で通過できる速度を計算する。

ドライバーは表示された速度を守ることで、スムーズに交差点を通過できる。赤信号に重なる場合は、アクセルOFFを促し燃費の無駄を省く。

信号待ちでは赤信号の残り時間表示で発進を促す。このようにして不必要な加減速を減らし、事故防止、実用燃費改善がはかれる仕組み。Hondaの従業員自ら実験台となり、通勤時の移動にも活用するユニークな試みだ。


外部リンク

本田技研工業株式会社 プレスリリース
http://www.honda.co.jp/
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