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2014-04-18 09:00

エコ

一酸化炭素も可視化!三菱、次世代衛星GOSAT-2

GOSAT-2
地球温暖化観測を高性能化
三菱電機株式会社は4月9日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の温室効果ガス観測技術衛星2号(GOSAT-2)の開発製造着手を発表した。

(画像はプレスリリースより)

2009年に打ち上げられた「いぶき」では、二酸化炭素やメタンの全球観測が初めて可能となった。今回発表された後継機、GOSAT-2は2017年度打ち上げ予定。

GOSAT-2では新たに2つのセンサーを搭載。高精度化する温室効果ガス観測、雲・エアロソル観測を行う。日本政府が推進している「攻めの地球温暖化外交戦略」の一環だ。

PM2.5もとらえる
GOSAT-2の特徴は以下の通り。

1.高性能な観測センサー
CO2測定精度を「いぶき」の4ppmから0.5ppmに向上するとともに、雲の無い領域を選んで観測することで有効観測データ数を引き上げ。

2.観測対象に一酸化炭素を追加、PM2.5も監視
二酸化炭素・メタン・酸素・水蒸気に加え、一酸化炭素を観測
微小粒子状物質(ブラックカーボン、PM2.5等)を推計、大気汚染監視に貢献

3.トータルシステムの提供
衛星システム・観測センサーの開発・製造から衛星データ処理、地上設備の構築、打ち上げ後の管制運用も行う。

地球環境を守るためには、確かなデータを元に、科学的な主張を繰り広げることが必要だ。国境の無い大気の流れをとらえ、次の世代につなげていけるよう、期待したい。


外部リンク

三菱電機株式会社 プレスリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
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