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2014-04-24 15:00

太陽光発電

神奈川県、薄膜太陽電池の用途開発に補助、2年で10億円

薄膜太陽電池
新たな用途と価格の低下
神奈川県は4月15日、薄膜太陽電池普及促進事業補助金の補助対象となる「薄膜太陽電池普及拡大プロジェクト」の公募を開始した。

同プロジェクトは薄膜太陽電池の特性を活かした「新たな用途と設置する施設等」と「太陽光発電システムの価格の低下を図る方法」を提案し、その提案に基づき県内の施設等に実際に設置して、効果をPRする事業。

事業規模は30億円以上で、プロジェクトの提案者を補助対象者とし、補助対象経費はプロジェクトの実施に要する経費(太陽電池モジュールの製造費、太陽光発電システムの設備費・設置工事費、広報費等)。

補助額は補助対象経費に補助率1/3を乗じた額で、補助限度額は平成26年度が3億円、平成27年度が7億円。実施期間が2年度にわたる場合も、年度ごとに補助金の交付申請等を行う。

提案書の提出期間は4月15日(火)から6月16日(月)で、事業者への説明会を4月18日(金)10時から11時まで、神奈川県庁で実施する。

(画像は記者発表資料より)

導入遅れる10kW以上の設備向け
現在、県内では住宅に設置される発電出力10kW未満の設備と比べて、工場等の事業所に設置される発電出力10kW以上の設備導入が遅れている。

この背景には、工場等の事業所の建物屋根が、太陽光パネルの重さに耐えられないケースが多いことから、県では薄くて軽い薄膜太陽光電池の普及が急務であると考えている。

薄膜太陽光電池は、特性を活かした新たな用途が開発されていないことから、生産量が少なく価格も高いことから、普及が進んでいないのが現状である。

県は、薄膜太陽電池普及拡大プロジェクトをプロポーザル方式で公募し、実施に要する経費の一部を補助することで、多様な用途を開発して需要増加させ、生産量の増加と価格の低下につなげ、普及拡大を目指す。


外部リンク

神奈川県 記者発表資料
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p794088.html
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