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2014-04-23 14:00

電気自動車

100%電気トラックで資源ゴミ回収、日産と富山市が実証運行を開始

電気トラック
航続可能距離62キロ
日産自動車は4月15日、富山市と100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を同日より開始すると発表した。

実証に使用される100%電気トラック「e-NT400テストトラック」は、小型トラック「アトラス」をベースに、「日産リーフ」のコンポーネント(モーター、バッテリー)を最大限活用した電気自動車(EV)システムを搭載している。

排気ガスを一切出さず、都心部のエンジン車乗り入れ制限のあるエリアにも入っていける上、低騒音であることから、深夜の時間帯でも運行し易い車両である。

80kWの電動モーターと高出力・大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、振動が少なくスムーズな加速と乗り心地を実現し、ドライバーにも優しいトラックとして新しい運転感覚を提供する。

実証に使われたモニター車はJC08モードでの航続可能距離が約62キロ。30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵している。

同社は「e-NT400テストトラック」が画期的なゼロエミッションの小型トラックであるとしいて、将来の量産化を目指している。

(画像はニュースリリースより)

資源ごみ回収車に
富山市は2011年12月に環境未来都市として国から選定されたことに伴い、「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」を核に、質の高い魅力的な市民生活づくりや地域特性を活かした産業振興などに取り組みつつ、環境問題や超高齢化などの課題に対応した持続可能な都市の実現を目指しており、この取り組みの一つとして、今回の実証運行を実施する。

日産は「e-NT400テストトラック」のモニター車を約2か月間、富山市に貸与し、富山市はモニター車を富山市環境センターの資源ごみ回収車として、資源ごみ回収ステーションから処理場への輸送業務用電気トラックとして活用しその実用性を検証する。

日産は、実験で得られたデータをもとに、走行性能や充電の運用などに関する検証を進め、今後の開発に活かすとしている。


外部リンク

日産自動車 ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/
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