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2014-04-30 12:00

エコ

神鋼環境ソリューション、福井県で木質バイオマス発電事業を開始

木質バイオマス
間伐材や一般木材などを燃料
神鋼環境ソリューションは4月23日、福井県大野市において木質バイオマス発電事業を開始すると発表した。

同日、大野市、福井グリーンパワー、神鋼環境ソリューションの3者は事業開始に向け、「木質バイオマス発電所及び付随施設の立地に関する協定書」を締結した。

福井グリーンパワーは同事業を運営する特別目的会社(SPC)で、神鋼環境ソリューションはこのSPCに出資し、発電施設の建設を行う。

同事業は、福井県内で発生する間伐材や一般木材などを燃料して発電を行い、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT制度)を利用し、売電を行うもの。

(画像はプレスリリースより)

さらなる事業展開も
この木質バイオマス発電所には、神鋼環境ソリューションの流動床式ガス化燃焼炉が採用され、安定した高効率な発電を実現する。

燃料となる間伐材、一般木材等は、県内の森林組合、その他民間業者より、約7~8万トン/年調達される予定で、この安定供給のため「福井県木質バイオマス燃料安定供給協議会」を3月26日に立ち上げた。

同協議会はSPC、県内森林組合、チップ加工業者等により構成され、木質バイオマス燃料の安定供給のためのしくみづくりと、燃料調達の調整や管理が行われる。

これには福井県、大野市、国有林管理機関もオブザーバーとして参画しており、安定供給のための支援を行う。

FIT制度を活用することで、売電価格が20年間保証され、売電収入の面でも安定が見込める。

総事業費は約40億円、2016年度の事業開始を予定している。

同社は今後、同事業における高効率発電を実現し、その経験を廃棄物処理事業での発電効率の向上につなげたい考えだ。

また、将来的に良好な立地条件が得られる場合には、バイオマス発電事業をさらに展開していくことも視野に入れている。


外部リンク

神鋼環境ソリューション プレスリリース
http://www.kobelco-eco.co.jp/topics
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