2014-05-01 00:00
エコ
グリーンなホテルへの利用意識アンケート 自己負担増は敬遠する傾向

予約請け負い会社から伺い知れる実情
オンラインでのホテル予約サービスを世界規模で提供し急成長しているサイト「Agoda.com」において、ホテルとエコに関するアンケート調査の結果が公表された。それによると日本人旅行者はグリーンな宿泊先を好むものの、それに直接関与した費用増加は嫌う傾向にあることが浮かび上がる。
(画像はプレスリリースより)
経済的な余裕の度合いも影響か
回答者を日本人に限った場合、およそ2人に1人が環境配慮がいき届いたホテルに滞在したいという意向を持つものの、10ドル以上の費用増を受け入れてもよいとの回答は14%に留まり、30%の回答者は自己負担増加は受け入れられないと回答している。この調べにおいて環境配慮型ホテルへの利用意向が高かったのは中国人であり、79%の回答者がグリーンなホテルへの宿泊を望んでいた。
しかし負担増加の可能性が出てくると中国人も肯定的な回答者数は減少し、10ドル以上の上乗せを認めた回答は22%であった。
目先より根本改善
また宿泊施設の行うエコ活動の具体的内容で最も大切な行動を尋ねてみたところ、日中どちらでも「環境に優しい洗剤等の使用」と「リサイクル」が約37%を占めて上位だった。「節水(25.4%)」・「節電(24.9%)」といった節約系の項目は「環境に配慮した建築や設計(36.1%)」というハード面の質改善よりも下位にランクされており、経営ひいては生活を無理に切り詰めることなく経済やインフラの質そのものをグリーンな性格のシステムへ切り替えようとする環境配慮方法を良しとする意向も感じられる内容となっている。
外部リンク
アゴダ アンケート調査結果
http://www.agoda.com/ja-jp/info/earth-day-survey.html?asq
Agoda.com
http://www.agoda.com/ja-jp/index.html?asq
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