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2014-05-01 12:00

エコ

NEDO、熱利用における新技術開発者の公募を開始

熱利用技術
事業期間5年
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4月24日、再生可能エネルギーの熱利用における新技術開発者の公募を開始した。

同事業は、コストダウンを目的とした地中熱利用技術及びシステムの開発をメインに、各種再生可能エネルギー熱の利用について、蓄熱利用等を含むトータルシステムの高効率化・規格化、評価技術の高精度化に取り組むもの。

事業期間は平成26年度~平成30年度の5年間を予定しており、公募期間は4月24日~6月9日。

NEDOでは、これに向けて説明会を開催し、提案公募に係る内容、契約に係る手続き、提案書類等を説明する。

説明会の日時は、5月9日(金)10時30分~11時30分(受付開始10時00分~)と14時00分~15時00分(受付開始13時30分~)の2回あり、霞ヶ関NEDO分室第一会議室にて行われる。

導入コスト20%低減
再生可能エネルギーの中でも河川熱、下水熱、太陽熱、地中熱、雪氷熱等の再生可能エネルギー熱をより効率的に活用することが重要であり、そのための取り組みを強化する必要であるということが、資源エネルギー庁の設置する基本政策分科会の場において発表されている。

同事業では、地中熱利用について、地中熱システム向けヒートポンプのコストダウンや、高性能化開発、地中熱交換器の採熱効率の向上、井戸掘削の技術、開発を行う。

さらに、井戸設計を高度化開発し、地中採熱に適した土地を確実に見出す予測技術や地中熱ポテンシャルデータベースを構築することで、設置ユーザーが必要とする空調能力に対して、最小限の設備と工事で対応するための総合技術を開発する。

平成30年度に掲げる最終目標は、地中熱利用についてシステムトータルで導入コスト20%低減、及び運用コスト20%低減を目指す。

太陽熱、雪氷熱、未利用熱等のその他再生可能エネルギー熱については、蓄熱、断熱等の要素も考慮し、日本に適したトータルシステムの効率化に資する革新的技術開発及び規格化を推進し、システム導入コストの10%低減を目指している。


外部リンク

NEDO 「再生可能エネルギー熱利用技術開発」に係る公募について
http://www.nedo.go.jp/koubo/
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