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2014-05-08 17:00

エコ

豊田通商が福島のスパリゾートハワイアンズに省エネ超大型シーリングファンを寄贈

シーリングファン
年間1,000万円の省エネに
豊田通商とグループ会社の豊通マシナリーは4月30日、日本総代理店を務める米国ビッグアスソリューションの省エネ超大型シーリングファン3機を常磐興産が運営する「スパリゾートハワイアンズ」に寄贈したと発表した。

また、2社は同施設の協力を得て、省エネ・空調効果に関する共同実証実験を行った。

シーリングファン3機は2013年末に設置され、試運転と実証実験を行ったところ、暖房使用期間(10月~5月)において、月間約100万円~150万円の省エネ効果を確認している。

これは、年間に換算すると約1,000万円の効果を見込んでおり、今後は本格稼働後も実証実験を継続し、夏季のデータの蓄積も行う計画だ。

(画像はプレスリリースより)

エネルギーは少なく快適に
このシーリングファンは、HVLS(大風量低速)ファンと呼ばれる、流体力学を応用した直径1.8~7.3m の巨大な羽根を少ない電力で低速回転させ、広域空間全体に大風量の気流を生み出す。

省エネ効果とデザインに優れ、多段階の回転数調整が可能で、季節・ニーズに応じた様々なソリューションを提供することが可能である。

冬季は、天井付近にたまる暖房熱を、ゆっくりした回転で冷感を発生させずに効率的に居住空間へ下ろし、館内を温かく保ち、夏季は、回転速度を上げ気流を発生させることで、体感温度を下げる。

実証実験では、2~3月累計で6機の暖房設備の合計稼働時間が前年同期比で673時間(約20%)減少し、ボイラー蒸気発生量も406t(約11%)削減することに成功した。

これは金額換算で、約240万円の削減効果であり、この期間のファンの使用電力は約3.2万円だった。

ファンにより、1階~5階部分の上下温度差が減少し、プールサイド気温が約2℃上昇、前年よりもより少ないエネルギー量で、施設内の快適性が向上しただけでなく、暖房スピードが大幅に改善したことで、これまで午前2~3時に開始していた暖房を、午前5~6時に遅らせることが可能になった。


外部リンク

豊田通商 プレスルーム
http://www.toyota-tsusho.com/
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