2014-05-09 14:00

電気自動車

日産がバルセロナ工場にて2車種目のEV生産開始

e-NV200
日産2車種目の電気自動車「e-NV200」
日産自動車は、2014年5月6日、同社にとって2車種目の電気自動車となる「e-NV200」の生産をスペインのバルセロナ工場にて開始したと発表した。このモデルは乗用ユースとしても、商用ユースとしても使用可能な多機能バンである。なお「e-NV200」は先に発売されている「日産リーフ」とその電動パワートレインを共用している。

この「e-NV200」は日産のスペインで生産事業の新規投資額4,310,000ユーロの一部となる、1,000,000ユーロの投資を得て生産される。

バルセロナ工場を拠点に拡販
バルセロナ工場は世界で唯一の「e-NV200」生産工場として、タクシーの用途としても利用可能な画期的ゼロエミッションモデルを、世界市場に向け生産する。

輸出はまず日本をはじめとする約20ヶ国、その後「日産リーフ」のように輸出先を広げていき、ゼロ・エミッション車の継続的な拡販に寄与していく予定だ。

日産自動車のアンディパーマーCPLO(Chief Planning Officer)は、このEVに対して以下のように語っている。

「日産として2車種となるこのEVの生産開始は、当社にとって重要なマイルストーンです。今やEVは、主流の技術として認識され、多くの競合他社が1車種目のEVの市場投入を急いでますが、日産はその先を進んでいます。すでに『日産リーフ』は、世界で一番売れているEVとして、11万人を越える世界中のお客様にご愛用いただいております。」(日産プレスリリースより)


6月より域外へむけての輸出開始
今回5日に開催された生産開始式典には、スペイン国産業相やカタルーニャ州知事、バルセロナ市長といった多くの地元関係者が参列した。

なおバルセロナはこの「e-NV200」をタクシー用途として導入する、世界で最初の自治体となる。パーマーCPLOは同市の取り組みを意義深いものとみている。

「e-NV200」は、2014年6月より域外へむけての輸出が開始されるという。


外部リンク

日産 ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/

e-NV200
http://www.nissan.co.jp/ENV200/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook