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2014-06-07 14:00

エコ

日立、植物工場のデータを制御・収集・分析するクラウドサービスの提供を開始

植物工場
エアドームに提供
日立製作所は5月29日、「植物工場生産支援クラウドサービス」を開発し、本格的に提供を開始したと発表した。

同ザービスは株式会社グランパが開発したグランパドームに採用されており、各ドームへのサービス提供を順次開始している。

グランパドームは円形水槽の自動スペーシングシステムを採用した、太陽光を活用するエアドーム型植物工場で、生育環境のデータや、栽培設備の稼働状況のデータは、以前から収集していたが、これまでデータの確認はエアドーム内の制御盤のモニター画面を操作、確認する必要があり、リアルタイムでの監視、制御が困難だった。

そこで、同サービスを活用し、栽培設備を一括制御し、効率的な稼働状況管理を実現した。

(画像はプレスリリースより)

リアルタイムで見える化
同サービスは植物工場内の生育環境のデータや栽培設備の制御データを収集し、リアルタイムで見える化するとともに、生育環境や栽培設備の遠隔での制御を可能にするもの。植物の生育環境を制御し、生産する植物の高品質化と生産性の向上をめざす本格的な植物工場向けのサービスである。

日立独自のデータ収集・制御装置である「Farm Gate Way装置」によって、植物工場内の光、温度、湿度、二酸化炭素濃度、養分、水分などの生育環境のデータや、細霧冷房や養液ポンプなどの栽培設備の制御データを、各種のセンサー機器から収集する。

このデータを、データセンター上のデータ収集・蓄積・配信基盤を経由して、リアルタイムでモニター画面に表示し、生育環境のデータを収集するセンサー機器や、栽培設備の設定値の制御を遠隔で指示することも可能である。

さらには、収集したすべてのデータをデータベースに蓄積し、BIツールを活用して分析、評価することで、生産管理や経営視点での意思決定を支援する。

標準構成は18,000円/月で、初期費用として、環境設定費用およびFGW装置の購入・設置費用などが別途必要となる。


外部リンク

日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/
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