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2014-06-08 15:00

エコ

日立とヤンマーが分散型エネルギーシステム事業で協業、システムパッケージを発売

分散型エネルギーシステム
節電、CO2削減、BCP対応に貢献
日立とヤンマーエネルギーシステムは6月2日、中小規模の工場や公共施設、商業施設などに適用可能な分散型エネルギーシステム事業で協業し、両社の技術を組み合わせたシステムパッケージの販売を同日付けで開始すると発表した。

同システムパッケージは、ヤンマーエネルギーシステムの「マイクロコージェネレーション」と、日立が新たに開発した連携制御装置「マイクログリッドコントロールシステム」を組み合わせたものである。

中小規模の発電システムとして工場や病院などの公共施設、商業施設などへの導入が可能で、エネルギーの制御や、発電システムの効率運転を行い、ピークカット・ピークシフトによる電気料金低減とCO2削減を図るほか、停電時や電力不足時の自立運転によりBCP対応としても活用できる。

(画像はプレスリリースより)

両社の強みを生かし
ヤンマーエネルギーシステムは、1998年から、ガスエンジン発電により発生した熱エネルギーを、給湯や冷暖房に有効利用してエネルギーロスを軽減する「マイクロコージェネレーション」を販売している。

この「マイクロコージェネレーション」は、ガスヒートポンプエアコン技術の活用による高効率エンジンの搭載、パッケージ構造による現地施工の簡素化、10,000時間のロングメンテインターバルという特長があり、様々な業種に累計約6,800基という豊富な納入実績を持つ。

日立の「マイクログリッドコントロールシステム」は、太陽光や風力発電、蓄電池などの分散型エネルギーシステム全体を安定的かつ効率的に制御するものであり、パッケージ化によって、分散型電源の活用によるピークカット・ピークシフトを実現し、契約電力量を抑えることで電気料金低減とCO2の削減に貢献する。

日立は、2014年6月10日(火)~13日(金)に東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2014国際食品工業展」において、今回発表した中小規模向け分散型エネルギーシステムnの紹介を行う。

両社は今後急成長が期待される分散型エネルギーシステム市場に向けて両社の強みを生かして協業し、同システムパッケージを積極的に拡販していく考えだ。


外部リンク

日立製作所 ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/
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