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2014-06-16 10:00

エコ

東京ガスの集合住宅版スマートハウスにて行われた実証実験で受電電力を大幅削減

集合住宅版スマートハウス実証実験
電力ピーク時の受電電力を大幅削減
東京ガス株式会社が、2012年4月から同社の集合住宅タイプの社宅で行っている「集合住宅版スマートハウス実証実験」で、2013年度の電力ピーク時の受電電力をディマンドリスポンス(DR=需要応答)によって夏期58%、冬期49%と大幅な削減が実現できたことを発表した。(画像はプレスリリースより)

この社宅は地上4階、地下1階建てで延べ床面積は約3400㎡で作られ24戸が入る。太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」を屋上に約10㎡およびバルコニー一体型の約3㎡のものを1台設置し、ほかにも家庭用燃料電池「エネファーム」を10台設置するのにくわえて、40kWhの蓄電池が1台置かれている。

家庭用エネルギー管理システムによって電力を管理
今回のプロジェクトは夏期(7月から9月)および冬期(1月)の電力ピーク時(夏期:13時から16時、冬期17時から20時)に行った。

「地域エネルギーマネジメントシステム」からディマドリスポンス発令を受けた際に家庭用燃料電池「エネファーム」の発電量が最大となるような制御を行うような「統合制御システム」により住棟の電力・熱の需要と供給を制御するとともに「家庭用エネルギー管理システム(HEMS)」によって各戸に節電要請を行ったものである。

なおこれは経済産業省が行っている「次世代エネルギー・社会システム実証」に選定されたプロジェクトのうちの一つで、「横浜スマートシティプロジェクト」の一環として実施されている。

このプロジェクトは、再生可能エネルギーの大幅導入と、次世代自動車などの新たな需要に対応しつつ、エネルギーを安定供給させ、地域単価にて熱・電気エネルギーを効率化させることを目指している。


外部リンク

東京ガス プレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20140610-01.html
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