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NECは6月9日、「NECエナジーソリューションズ」を通じて、イギリスの大手電力会社ノーザンパワーグリッド社に、次世代スマートグリッドに向けたリチウムイオン蓄電システムを納入したと発表した。

NECエナジーソリューションズは、NECが今年3月に中国万向集団グループから買収した電力会社向けおよび企業向け大規模・大容量蓄電システムのシステムインテグレーション（SI）事業部門A123 Energy Solutionsによって4月に設立され、5月から事業を開始している。

ノーザンパワーグリッド社へ納入された蓄電システムは、イギリスの電力会社やガス会社によるスマートグリッドプロジェクト「Customer－Led　Network　Revolution（CLNR）」の活動の一つとして、住宅地や変電所など6か所に設置された。

同システムは太陽光や風力発電をイギリスの電力網に統合するための重要なコンポーネントとして採用され、6か所合計の出力は2.9MW、容量5.7MWhを実現した。

このうち最大のシステムは出力2.5MW、容量5MWhで、リチウムイオン電池を用いた蓄電システムとして欧州最大クラスのものとなる。

NECは、蓄電システム、エネルギーマネジメントシステム、EV・PHV充電インフラとICTを連携したスマートエネルギー事業を、グローバルに展開しており、今後も、スマートハウス、スマートシティなど電力を貯めて賢く使う社会の実現に貢献していく考えだ。

外部リンク

NEC　プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201406/