2014-06-12 10:00
エコ
環境省が自動車・容器包装廃棄物の3R活動に助成、実証事業の公募を開始

有効性を検証
環境省は6月5日、循環型社会と低炭素社会の統合的実現に向けて、3Rの進展とCO2排出削減が期待できる「低炭素型3R技術・システム」の有効性を検証することを目的とした実証事業の公募を開始した。3Rは、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つの英語の頭文字を表し、それぞれ廃棄物の発生抑制、再使用、再資源化の意味を持つ。
3つのRに取り組むことでごみを限りなく少なくし、ごみの焼却や埋立処分による環境への悪影響を低減し、限りある地球の資源を有効に繰り返し使う循環型社会を目指すものである。
(画像はイメージです)
採択事業5件程度
実施対象となる事業は、自動車、容器包装廃棄物の3Rの進展及びエネルギー起源CO2削減に資するもので以下の条件を満たすもの。1、製品の2R(リデュース、リユース)の促進
2、自動車又は自動車部品に含有されるレアメタル等有用金属、ガラス、プラスチックの事前選別、高度選別等によるリサイクルの促進
3、鉄スクラップ等を自動車部品等の製品に活用するアップグレード・水平リサイクル
4、プラスチック製容器包装等の高度選別・再商品化の促進
対象事業は、1から4のいずれかのテーマに関する具体的課題を設定し、課題の解決に向けた実証的な取り組みである必要がある。
実証は、循環資源の循環的な利用及び処分の基本原則から見た事業の有効性、エネルギー削減効果、CO2排出量削減効果その他の環境負荷低減効果の検証を行うものであり、また、経済的及び技術的側面から見た事業の実現可能性を検証するものであることが条件となる。
環境省では、1事業当たり1,000万円~7,000万円程度(税込み)を事業費とし、5件程度の採択を予定している。
申請受付期間は6月30日まで、7月上旬に評価検討会を行い、7月中旬に選考結果を通知する。
外部リンク
環境省 報道発表資料
http://www.env.go.jp/press
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