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2014-06-16 15:00

エコ

丸紅などが福島復興・浮体式ウィンドファーム実証研究事業の第2期工事進捗状況を発表

洋上風力発電
2015年の完成に向け
丸紅は6月11日、同社の参画する福島洋上風力コンソーシアムが、2012年3月に経済産業省より受託した「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」に関して、第2期工事のうち7MW油圧ドライブ型浮体式洋上風力発電設備用浮体1基の建造作業が完了したと発表した。

第1期実証研究事業では2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基建設し、現在行っている第2期工事では、7MW浮体式洋上風力発電設備2基を2015年までに福島沖に増設する。

(画像はニュースリリースより)

ビジネスモデルを確立
第2期工事においては、7MW油圧ドライブ型浮体式洋上風力発電設備および海底ケーブルの設置を行っており、現時点では三菱重工業長崎造船所にて、浮体の建造を完了し、長崎造船所岸壁に係留しており、三菱重工業横浜製作所にて、風車の部品を調達および製作中である。

海底ケーブルについては、古河電気工業千葉事業所にて、洋上サブステーションと7MW浮体式洋上風力発電設備間の送電システムである特別高圧ライザーケーブルの製造が完了しており、楢葉町沖に既設の洋上サブステーションにて特別高圧ライザーケーブルの接続を準備している。

今後は実証研究実施海域におけるアンカーチェーンの設置と海底ケーブルの敷設・埋設が行われ、福島県いわき市小名浜港での浮体への風車搭載・組立および、楢葉町沖への曳航・設置を行う予定である。

同実証研究事業は、浮体式洋上風力発電のビジネスモデルを確立し、大規模ウィンドファームへ事業展開し更に福島復興に向けた風力産業集積を目指しており、福島洋上風力コンソーシアムは、丸紅、東京大学、三菱商事、三菱重工、ジャパン マリンユナイテッド、新日鐵住金、日立製作所、古河電気工業、清水建設、みずほ情報総研によって構成される。


外部リンク

丸紅 ニュースリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/
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