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2014-07-01 08:00

太陽光発電

太陽電池の変換効率向上に貢献する「波長変換粒子」販売開始

波長変換粒子
封止シート向け「波長変換粒子」
日立化成株式会社は、太陽電池の封止シート向け「波長変換粒子」の販売を開始したことを発表した。

(画像はニュースリリースより)

変換効率を最大2.2%程度向上
日立化成では、太陽電池の封止シート向けに「波長変換粒子」を開発してサンプル提供を行っていたが、今回量産体制を確立したことで販売を開始したとしている。

「波長変換粒子」は、アクリル樹脂粒子内に蛍光体粒子を含有させたもので、粒子をアクリル樹脂に分散させていることでモジュールの耐久性を損なわないままで使用でき、使用することでこれまで発電に利用できなかった紫外線を可視光に変換して、変換効率を最大で2.2%程度向上させることができる。

また、利用する際は封止シートメーカー側でのプロセス変更無しで「波長変換粒子」を封止シートに混合させることができるので、生産性に影響無く変換効率を向上させることが可能とのことだ。

日立化成では今後、「波長変換粒子」の特長である紫外線を可視光に変換する機能を活用して、光学部材への展開や、粒子をインクなどに混合させて偽造防止ラベルなどを開発するといったさまざまな用途展開も進める予定としている。


外部リンク

日立化成 ニュースリリース
http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/

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