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2014-07-01 20:00

蓄電池

東芝、イギリスの実証実験に蓄電池を納入

東芝
シェフィールド大学で、11月より開始
6月24日、東芝は、イギリスのシェフィールド大学が実施する蓄電池システム実証試験に向けた蓄電池を受注したことを発表した。

(画像はプレスリリースより)

これは、シェフィールド大学がイギリス政府系研究機関の工学・物理化学研究委員会(EPSRC)の助成を受け、配電会社のウェスタン・パワー・ディストリビューション社との連携で行われる実証試験。

東芝から納入されるのは、チタン酸リチウムを用いた1MWh相当容量のリチウムイオン二次電池「SCiB」。約1万回以上の充放電が可能な長寿命と、安全性、入出力の高さが評価された。

蓄電池は9月、ウェスト・ミッドランド州の変電所に設置され、11月から試験を開始する。気象条件による出力変動や、風力発電および太陽光発電の導入に伴う系統周波数調整に活用され、電力の安定供給に貢献する。

再生可能エネルギー普及に対応し、電力安定供給が課題
イギリスは、2050年までに、温室効果ガスの排出量を1990年比80%減を目標に掲げた。実現に向けて洋上風力発電など再生可能エネルギーの導入が拡大しており、電力安定供給への整備が課題となっている。

東芝は、これまで、横浜市や宮古島市のスマートコミュニティ実証事業に参画。東北電力から40MWの蓄電システム受注の実績を持つ。海外でも、スペインでの蓄電池システム実証試験、イタリア・ローマの配電・水道公社からの蓄電池システム受注などの実績がある。

同社は、今回の実証を通して再生可能エネルギー導入促進と温室効果ガス排出削減に貢献し、蓄電池システムのグローバル事業展開を目指すという。


外部リンク

東芝
http://www.toshiba.co.jp

東芝/プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/press
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