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2014-07-09 09:00

その他

世界最大規模をほこるLED使用の植物工場が宮城県に完成

植物工場
3企業の合同による植物工場の建設
株式会社みらいは宮城県多賀城市にあるみやぎ復興パーク内に、経済産業省の補助事業による人工光型植物工場を完成させた。(画像はプレスリリースより)

今回の植物工場では、みやぎ復興パークが入居しているソニー仙台テクノロジーセンターの既存建屋(電子デバイス工場)において建物が既に持つ特性(クリーンルーム・高い階高・断熱性能など)を有効活用している。

なお施設の設計・施工、栽培ラックのシステムエンジニアリングを鹿島建設株式会社が、高効率を実現する新たな植物育成用LED照明の開発・製造は日本GE株式会社が担当している。

震災で被害をうけた東北地方の復興および新たな産業創出のため
このパークは東日本大震災により被害をうけた東北地方のものづくり産業の復興および新たな産業の創出・発展をはかるための拠点としてソニー仙台テクノロジーセンターの施設を借り受け、整備されているものである。

これについては日本GE株式会社は東日本大震災直後から、農業分野での東北復興支援を見据えた新規プロジェクトを立ち上げてきており、その後この分野で豊富なノウハウを持つ株式会社みらいをパートナーとして迎えた。

より効率のよい人工光の設置
なお、人工光を使った植物工場の照明ではイニシャルコストの安い蛍光灯が主流だったが、今回みらいは株式会社GEの照明部門と、宮城県のパートナーシップを通じ、植物の成長に適した波長を出すLED照明を共同開発した。

このLED照明は蛍光灯を使った場合にくらべ消費電力を40%削減しつつ、収穫量を50%増加させることに成功した。

この工場は全面的にLED照明を採用したものでは世界最大規模のものとなっており、1日1万株のレタスが収穫可能となっている。


外部リンク

日本GE株式会社 プレスリリース
http://www.genewscenter.com/
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