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2014-08-15 18:00

太陽光発電

インドにて携帯電話で使用する基地局の運用コストを下げるための実証実験開始

エネルギーマネジメント
NECとピクセラが共同で行う実証実験
日本電気株式会社(NEC)は、インド国内において再生可能エネルギー(太陽光発電)とリチウムイオン蓄電システムを活用した携帯電話基地局のエネルギーマネジメントを行うための実証実験を開始すると発表した。(画像はプレスリリースより)

実証実験はデリー郊外やムンバイ郊外などインド国内各地の計62カ所で実施を予定している。

インドの全国的な携帯電話加入者の急増が背景に
今回の実証実験を行う背景には、インドでは現在経済の急速な発展とともに全国的な携帯電話加入者の急増に伴い、基地局が急激に拡大しているということがある。

現在経済発展をとげているインドだが、未だ停電が頻繁に発生するような電力供給が脆弱な地域や、電力供給を受けられない地域が多く存在するのである。

通信事業者が基地局を継続運用するためには、停電時でも基地局を運営するため、ディーゼル発電機の利用が必要となる。しかしこの装置の燃料はディーゼル燃料であるため、運用コストが高くつくのである。

そのため、携帯電話基地局で効率的に電力利用を行うために、NECが提供するエネルギーマネジメント技術を適用するとともに、基地局内の外壁や屋根にピクセラ社が提供する高日射反射率を有する光触媒塗料を塗り、建物内の温度上昇を防ぐことにより使用する電力量の削減を図る。

なおこの実験は経済産業省および独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発(NEDO)の実証事業である、「国際エネルギー消費効率化技術・システム実証事業 インド共和国における携帯電話基地局へのエネルギーマネジメントシステム実証事業」の委託先としてNECが株式会社ピクセラと共同で行うものである。

今後NECとピクセラは、実証を行うサイトの準備を進めた上で、2014年度から2年間のフィールド評価を予定している。


外部リンク

NEC プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201408/20140807_01.html
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