エネクトニュース

9月3日、太陽工業株式会社（東京都世田谷区）と岐阜プラスチック株式会社（岐阜県岐阜市）は、軽量太陽電池モジュール「T-Light Solar」を発表した。

（画像はプレスリリースより）

この製品は、両社共同開発による太陽電池モジュール。従来型ではガラスと外周フレームを使用しているが、同製品は樹脂ハニカム構造体によるアルミ複合版を基材としている。これによって重量は1平米当たり約7kg、最大53%の軽量化に成功した。

架台なども低減・軽量化したことにより施工性も向上し、荷重条件の厳しい屋根への設置が可能になった。

開発において、岐阜プラスチック工業が量産・販売を行う、軽量・高剛性の樹脂製ハニカム構造体「TECCELL（テクセル）」が活用された。テクセルは、同等の剛性を持つ他の素材より大幅な軽量化が可能で、物流資材や住設資材、家具、車両部材など、幅広く利用されている。

（画像はプレスリリースより）

太陽工業では、年内を目処にT-Light Solarの本格な販売開始をめざす。製品は9月9日から12日、東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2014」に展示される。今後は、岐阜プラスチック工業と共に、新発想の太陽電池モジュールのアピールに務めていくとしている。

外部リンク

太陽工業株式会社
http://www.taiyokogyo.co.jp/

太陽工業株式会社／ニュースリリース
http://www.taiyokogyo.co.jp/news

岐阜プラスチック工業株式会社
http://www.risu.co.jp

岐阜プラスチック工業株式会社／ニュースリリース
http://www.risu.co.jp/news