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埼玉県は国道17号（緊急輸送道路）に面する住宅供給公社本社ビルの耐震改修工事が完了し、9月2日から業務を行っていると発表した。

今回の耐震改修は県と特定行政庁11市が進めている緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進事業に寄与するもので、「安心・安全」、「環境への配慮」、「経済性・効率性」をコンセプトにリニューアル工事も併せてて行った。

工事は平成24年11月15日からスタートし、平成25年8月22日に完成した。

県では耐震化と併せて工夫した点として、屋上に太陽光発電設備（10.5kW）を設置し、再生可能エネルギーを活用するとともに、壁面緑化により環境・景観にも配慮した。

また、ガスヒートポンプ式のエアコンを導入し夏場の電力需要がひっ迫する季節に対応するなど、電力使用を抑え効果的な節電に取り組んでいる。

災害時にはエントランスホールやトイレなどを開放することで、帰宅困難者を受け入れ、災害対応型の自動販売機を設置し、飲料の無料提供も行うということだ。

外部リンク

埼玉県住宅供給公社本社ビルの耐震化工事が完成　～緊急輸送道路沿道の耐震化促進や帰宅困難者対策に寄与～
http://www.pref.saitama.lg.jp/