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2013-09-28 17:00

電気自動車

EVでの電欠にも安心を、レスキュー用急速充電器が来日

急速充電器
その場で電気を補充
マイクロコンピュータ開発支援装置の開発・製造・販売や電気自動車支援事業を行うマイダス・ラボは、9月18日、電欠レスキューの導入を支援するため、米国のAndromeda Power LLCの販売代理店として、市販EVに積載可能な急速充電器「ORCA Inceptive」の取り扱いを開始すると発表した。

電欠レスキューは電気自動車が電欠した際に、その場に出向き応急充電を行うソリューションのこと。

今回考案された「EV to EV concept」は、電欠レスキュー車の走行用バッテリーをレスキュー給電にそのまま活用することで、従来の大掛かりな電欠レスキュー車と比較しても圧倒的にシンプルで、機動性・実現性に優れている。

現在、路上で電欠した場合には積載車によって最寄の充電設備のある場所まで電気自動車を搬送するしかなかったが、「EV to EV concept」はガス欠時と同じように、その場で電力の補充を行うことができる。

(画像はニュースリリースより。)

30km~40kmの走行が可能に
同製品は、日産リーフのトランクに搭載できるCHAdeMO仕様(最大出力50kW)で、電欠車両に6~10分で5kWhの電力を急速充電することが可能で、これは30km~40kmの走行が可能な電力に相当する。

給電用のエネルギーには、電欠レスキュー車自身の走行用バッテリー(日産リーフの場合24kWh)を使用し、電欠レスキュー車への発電機や追加バッテリーの搭載が不要なため、低コストで簡単、迅速に、電欠レスキュー車の導入が可能となる。

電気自動車はガソリン車と比べ、1回の充電で走行できる距離が少ないこともあり、電欠への不安から電気自動車の普及が今1歩進んでいないのが現状である。

この問題を解決するためには、充電に困らない充電インフラの整備と、いざ電欠してしまった際にも安心できる環境を作ることだが、後者の対策は進んでいなかった。

同社は電欠レスキューの導入支援を通して、電欠不安を解消し、電気自動車の普及に貢献するとしている。



外部リンク

マイダス・ラボ│Andromeda Power LLC(Costa Mesa, CA, 92628, USA)の販売代理店として、市販EV車に積載可能な急速充電器の取り扱いを開始いたします
http://www.midas.co.jp/
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