2013-09-30 15:00
エコ
世界初「発光層塗布型」有機EL照明モジュールのサンプル出荷

9月末より出荷開始
三菱化学株式会社とパイオニア株式会社は世界初となる「発光層塗布型」有機EL照明モジュールのサンプルを9月末より出荷開始する。(画像はニュースリリースより)
低コスト・長寿命の実現
有機EL照明は、面発光で薄型・軽量、形状に制約が無い、透明にできるなど他の照明には無い特徴を持っており、次世代の照明として注目されている。今回出荷が開始される「発光層塗布型」有機EL照明モジュールでは、三菱化学が独自開発した塗布材料を使用し、三菱化学とパイオニアの両社で開発を進めたデバイス・パネル製造技術を用いた製品となっている。
「発光層塗布型」では「発光層蒸着型」と比較し製造コストを5分の1から10分の1程度に抑えることができ、寿命も本格量産開始時に約4倍となる30000時間の長寿命を達成する予定としている。
低コスト・長寿命の実現により、店舗照明や美容・医療用照明器具に加えて、オフィスや車載照明など幅広いシーンや用途での使用が期待されており、「カラー調色・調光型」の従来品と組み合わせることで今までに無い新たな照明空間の演出が可能となっている。
三菱化学とパイオニアは、早期に市場開拓を進めるとともに2014年1~3月を目処に「発光層塗布型」有機EL照明モジュールを量産出荷し、有機EL照明ビジネスの本格展開を目指すとしている。
外部リンク
三菱化学 ニュースリリース
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/2013/20130925-1.html
パイオニア ニュースリリース(PDF)
http://pioneer.jp/press/2013/pdf/0925-1.pdf
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