2013-10-07 10:00
電気自動車
日野自動車がPHVバスを開発、災害時には避難所への給電が可能に

外部給電機能付
日野自動車は10月1日、中型バス「日野メルファ」をベースとしたプラグインハイブリッドバスを開発したと発表した。このプラグインハイブリッドバスは、市街地や短距離走行の場合はEVとして走行し、長距離走行や高台への登坂時にはディーゼルエンジンも稼動させてハイブリッドバスとして走行する。
中型のツーステップタイプをベースにしたことで山間部や災害で損傷した道路等でも走行可能。
防災対応型で、ディーゼルエンジンによる長時間の給電機能を備え、災害時はディーゼルエンジンによる発電または搭載したバッテリーからの給電によって避難所等に電力を供給することができる。
これは燃料タンク1回充塡の軽油(100L)で、体育館の照明(400Wの水銀灯20灯と想定)を30時間程度点灯、夜間10時間の点灯であれば3日間の点灯を賄うことができ、燃料を補給すればさらに長時間継続して電力を供給することもできる。
平常時は定期的な充電でスクールバスやコミュニティバスとして使用し、災害時には軽油か電気のどちらかがあれば走行可能なことから、支援活動への活用もスムーズになることが予想される。
(画像はニュースリリースより。)
国交省のプロジェクトに参画
同社は、国土交通省の次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクトへの参画などを通じ、次世代低公害車の開発を進めている。今回開発したプラグインハイブリッドバスは、同プロジェクトで得られた成果と長年にわたって培ってきたハイブリッドシステムに大容量のリチウムイオン電池を組み合わせたもの。
今後は実路走行や給電の試験等を通じて実用性や信頼性を検証し、将来の商品化を目指すとしている。
外部リンク
日野自動車│ニュースリリース
http://www.hino.co.jp/news_release/213.html
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