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2013-10-07 18:00

太陽光発電

産総研、CIGS太陽電池サブモジュール初、変換効率18.34%を達成

変換効率
注目の高変換率モジュール
産業技術総合研究所を9月26日、太陽光発電工学研究センター先端産業プロセス・高効率化チームが、CIGS太陽電池サブモジュールとして初めて18%を上回る変換効率(η=18.34%)を達成したと発表した。

CIGS太陽電池は低コストかつ高い変換効率が得られる太陽電池として注目されている。

これは、2 µm程度の薄い光吸収層で十分な光吸収が得られるだけでなく、基板には安価なガラスや金属薄膜などが利用可能であるため。

すでに、工場生産ラインにおいて製造された太陽電池モジュールで14.6 %の変換効率が達成されるなど、量産レベルの太陽電池モジュールでも変換効率が向上している。

量産化レベルでの高機能化に
産総研は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトのもと、集積化工程に伴う電気的・光学的損失を低減するための、集積化技術の向上と、CIGS光吸収層の高品質化を進めいる。

今回の開発技術は次世代型太陽電池として注目されるCIGS太陽電池において、薄膜太陽電池の集積化技術を向上させ、電気的・光学的損失を低減し、サブモジュールの変換効率を高めるというもの。

同技術は今後、大面積モジュールやフレキシブルモジュールなどへの応用が可能で、量産化レベルでも太陽電池モジュールの変換効率を向上させ、それによって発電コストの低減、太陽電池モジュールの高機能化などへの貢献も期待できる。


外部リンク

産業技術総合研究所│プレスリリース
http://www.aist.go.jp/aist_jp
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