2013-10-16 16:00
電気自動車
リヨン市で太陽光発電によるカーシェアリング開始

スマートシティプロジェクトの一環 地域全体の省エネ行動を促進
10月15日、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、フランス第二の都市リヨン市で太陽光発電を利用した充電インフラによるEV(電気自動車)カーシェアリング実証事業を開始した。14日、関係者による運用開始式が行われた。(画像:NEDOニュースリリースより)
この事業は、NEDOが実施するリヨンスマートシティプロジェクトの一環で、渋滞や駐車場問題の解消、CO2の削減を実現する次世代交通システムの構築を目的としている。実証対象地区内6か所の拠点には、30台のEVと普通およびCHAdeMO(チャデモ)方式の急速充電スタンドが設置された。
NEDOでは市内のエネルギー消費量を可視化し、住民の省エネ行動を促進、地域全体のエネルギーを管理するCMSの構築を進めていく意向だ。
発電量予測、充電スケジュール管理によるエネルギーの有効活用を目指す
システムの構築は株式会社東芝と東芝ソリューション株式会社が請け負った。再生可能エネルギーが抱える課題の一つである気象問題に対応するため、天気予報などから発電量を予測する太陽光発電量予測システムと、カーシェアリングの予約状況や電力系情報から充電スケジュールを最適化するシステムを導入し、エネルギーの有効活用に貢献する。
東芝グループは、今後、現地パートナー企業と連携し、再生可能エネルギーと共存できる交通システムについて検証を進めていく。
外部リンク
NEDO 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
http://www.nedo.go.jp/
東芝ソリューション株式会社
http://www.toshiba-sol.co.jp/
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