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伊藤忠商事株式会社は、株式会社エヌエフ回路設計ブロックが開発、商品化した蓄電池容量16.8kWhの産業用リチウムイオン蓄電池システムの販売を開始した。

（画像はニュースリリースより）

この蓄電システムは、リチウムイオン電池と多機能双方向インバータを内蔵した蓄電容量16.8kWhの蓄電システムとなっている。

リチウムイオン電池には、車載用として開発されたサムスンSDI社製のリチウムイオン電池を採用しており、寿命は6000サイクルと長寿命で高い信頼性も得ているので安心して利用できる。

インバータは蓄電池の充放電制御の他に、系統連係や停電・災害時に自立運転する機能などを搭載した蓄電池用5kW双方向インバータとなっている。

マスタ・スレーブ機能も搭載しており、最大10台までの増設が可能となっているので、蓄電容量168kWh、インバータ容量50kWまでのシステムを構築可能だ。

高度な制御機能によるピークカット・ピークシフトも可能で、ピークカット機能により電力の使用を抑制し、ピークシフト機能で夜間電力の充電量と昼間の放電量を詳細設定することで電気料金を削減できる。

この機能が24時間営業でかつ複雑な電力使用パターンを持つコンビニエンスストアにおいて評価され、システムの初号機がファミリーマートに導入されて、効果の検証が行われているとのことだ。

サイズは幅800×高さ1600×奥行500mmで、重さは約600kg、設置場所は屋内で、出荷は12月末より順次開始予定となっており、希望小売価格は498万円（税別、工事費別）となっている。

外部リンク

伊藤忠商事 ニュースリリース
http://www.itochu.co.jp/ja/news/2013/131028.html

エヌエフ回路設計ブロック 製品ページ
http://www.nfcorp.co.jp/pro/as/products/bat_sys/index.html