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2013-11-25 08:00

蓄電池

NEC、多数の蓄電池をリアルタイムでコントロールする技術開発

新技術
世界初
NECは、多数の定置用蓄電池や電気自動車(EV)の蓄電池を遠隔操作し、充放電を個別に制御する新技術を世界で初めて開発した。

秒周期の変化にも対応
現在再生可能エネルギーの導入拡大が進められているが、天候により発電量が急激に変動するため、電力需給バランスのリアルタイムでの調整が必要とされていた。

今回開発された技術では、NEC独自のアルゴリズムで蓄電池の状態に応じた制御が行える「適応制御ソフトウェア」と、クラウド側のリモート制御と蓄電池側のローカル制御の2階層で構成される「階層協調制御システム」によって、多数の蓄電池を同期しながら秒周期の変化にも対応した制御が行えるとのことだ。

「適応制御ソフトウェア」は、蓄電池の使い方や仕様の違い、充放電出力のバラツキなどによって発生する蓄電池ごとの蓄電状態を、クラウド側で集中管理することで蓄電状態に応じて充放電を配分することができ、満充電や枯渇状態を回避することができる。

「階層協調制御システム」では、クラウド側で需給バランス調整の総容量と各蓄電池の状態に合わせた十数分間隔での充放電の割り当てを行い、蓄電池側で各蓄電池に搭載したNEC独自の制御ソフトウェアにより全体の需給バランスを見ながら秒単位で充放電を制御する。

NECは今後もスマートグリッドに適用した新技術を開発し、高度な社会インフラの構築に貢献していくとしている。


外部リンク

NEC プレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201311/20131119_01.html

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