2013-12-04 23:00
太陽光発電
閉山から40年 足尾銅山跡地にメガソーラーが稼働

硫酸工場跡地を有効活用 東京電力へ売電
12月2日、栃木県日光市足尾町の旧足尾銅山精錬所で、太陽光発電所が稼働した。建設は足尾銅山を運営していた古河機械金属株式会社(本社・東京都千代田区)が行った。(画像:旧足尾精錬所硫酸工場跡地 古河機械金属ニュースリリースより)
足尾銅山の硫酸工場跡地にメガソーラーが設置された。2010年、工場施設の解体工事が完了した後は空き地となっていたが、遊休地の有効活用について検討を重ね、太陽光発電所の建設に至った。先月、東京電力と特定契約および接続契約を結び、12月から稼働することになった。
事業発展の礎 引き続き足尾地区の活用を検討

発電所は2日から送電を開始した。発電出力は1,000kW、年間発電電力量は当初約920,00kWh、経年劣化を考慮した20年間の平均は約850,00kWhと見込まれている。発電した電力は全量東京電力に売電する予定となっている。想定通りに発電した場合、売電収入は20年間で約6億8,000万円になる。
今年2月には経済産業省から固定価格買取制度の設備認定を取得、東京電力への接続契約申し込みを3月に済ませているため、2012年度の買い取り価格(1kWhあたり40円)が適用される。
足尾地区は、同社事業を発展させた礎ともいえる地域で、歴史的にも技術的にも重要な存在である。同社は今後も、この地域の有効利用について検討を続ける意向だ。
外部リンク
古河機械金属株式会社/ニュースリリース
http://www.furukawakk.co.jp/
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