2013-12-20 22:00
太陽光発電
植物並みの「人工光合成システム」、パナソニックが初めて成功!

実演展示は連日の大人気!
パナソニック株式会社は、太陽光のみで二酸化炭素と水から有機物を生成する「人工光合成システム」を、2013年12月12日から14日まで開催されたエコプロダクツ2013で一般公開した。(画像はプレスリリースより)
この技術は、二酸化炭素を資源化し、循環型エネルギー社会の実現を大きく前進させる。
CO2が資源に変わる!
植物の光合成では、2つの反応が起こっている。1. 明反応:太陽光のエネルギーで水を分解して水素イオンと電子と酸素を生成
2. 暗反応:明反応で得られた電子と水素イオンを用いて二酸化炭素からグルコースなどの糖類などを生成
これらの反応を人工的に実現する技術が「人工光合成」で、
地球温暖化の原因、やっかいものだった二酸化炭素を吸収するとともに、その二酸化炭素から燃料をつくり出す夢の技術として、世界から多くの注目を集めている。
シンプルかつ高効率!
これまで大学などで取り組まれていた有機物系の研究では、特定の波長の光にしか反応せず、太陽光を十分に活用できなかった。パナソニックのシステムは、反応に用いる電極を全て無機材料のみで構成。窒化物半導体を採用し、金属の触媒を用いることで二酸化炭素の反応を促進。効率よく反応し、金属の種類を変えれば有機物を選択的に生成できる。
パナソニックではギ酸の生成の成功に続き、炭化水素、エタノールの生成を植物並みに行うべく、研究開発に全力を注いでいる。
外部リンク
プレスリリース:
http://prtimes.jp
パナソニック:
http://panasonic.co.jp
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